onomato.pei– Author –
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「埠頭を渡る風」解説編④ もう一人の登場人物
【もう一人の登場人物がいたとは】 気合いを入れて聴き出してから1年以上経ち、あるとき急に、晴海〔はるみ〕には女友達がいるという思いが、稲妻のように降りてきました。もちろん、歌詞の中には一言も出てきません 歌詞の登場人物は晴海〔はるみ〕と... -
「埠頭を渡る風」解説編③ 物語の視点について
【視点の効果について考える】 この物語に明示されている登場人物は晴海〔はるみ〕と風優哉〔ふうや〕の二人だけです。ただ、もしこの曲がテレビドラマだとすると、二人の台詞だけでは視聴者に状況が理解できない場面が出てきてしまいます。それを解消す... -
「埠頭を渡る風」解説編② 「皆まで言うな」の意味を考える
【「埠頭を渡る風」と「皆まで言うな」の関係】 「皆まで言うな」(既に分かっていることだから全部言わなくてもいい。)という慣用句?(または、コロケーション:慣用句ほどの強い結び付きではないが、よく使われる2語以上の組み合わせ)があります。 ... -
松任谷由実さんの「埠頭を渡る風」の全解釈をしてみました
<解釈の表記について> ※ 伴奏・演奏の意味を解釈した部分 ・管楽器による風優哉〔ふうや〕の返事など ※ 歌詞を解釈した部分 ・アンダーラインは歌詞に明示されていない部分) ・( )は晴海〔はるみ〕の心の中の声、モノローグ ・(... -
「埠頭を渡る風」解説編① タイトルに込められた意味
【】 「埠頭」とは港の一部であり、旅客の乗降、貨物の積卸しの行われる場所のことを指します。物語が晴海埠頭だと仮定すれば、東京湾を埋め立てて作られた人工島が埠頭となっています。「埠頭を渡る風」が制作された当時の晴海埠頭は三方を海で囲まれてい... -
「埠頭を渡る風」解明への挑戦 (呻吟編)
2022年も、曲中の「悲しい」とは誰が悲しいの?「強がる姿、嘘になる」って何のこと?そもそも「埠頭を渡る風」とは何なの? 言葉と言葉、文と文がつながるように、省略されている出来事や関係、状況を当てはめては打ち消すことを続けました。 決心か... -
「埠頭を渡る風」完全解釈への挑戦(きっかけ編)
世に多くの名曲を送り出している松任谷由実さん。 一番のお気に入りは断然「埠頭を渡る風」です。 この曲は、稲垣潤一さんとEPOさん、DEENさん、May J.さん、諫山実生さんたちがカバーしています。 アーティストの皆さんからも支持されている曲だというこ... -
松任谷由実さんの「埠頭を渡る風」解釈に挑戦(登場人物等について)
リンク 「埠頭を渡る風」の全解釈挑戦編をご覧になる前に、お願いをさせていただきたいことがあります 甚だ勝手で申し訳なく、気を悪くする方もいるかとは思いますが、解釈を伝える便宜上、この物語に出てくる人物に名前を付けさせていただきました。 ...