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「埠頭を渡る風」に訊く
「埠頭を渡る風」解説編⑧ 「が」と「は」の違い
格助詞「が」と取り立て助詞「は」の違い 「が」は格助詞と呼ばれています。ところが「は」は格助詞ではなく、取り立て助詞と呼ばれています。 取り立て助詞の「取り立てる」とは、多くの中から特別に取り上げるという意味ですが、何を特別に取り上げて... -
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「埠頭を渡る風」解説編⑦ 「青い」以降の冒頭一行目の意味
「青い」に続く冒頭一行目について 青いとばりが道の果てに続いてる 「埠頭を渡る風」作詞:松任谷由実(12枚目シングル東芝EMI 1978.10.5発売) 冒頭一行目に出てくる「とばり」ですが、意味論的に言えば、「室内を区切る垂れ布」のことを指します。... -
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「埠頭を渡る風」解説編⑥ 「青い」が語っている深い意味
「青い」の意味について考える 冒頭のセリフは本当に素晴らしいです。 リンク 青いとばりが道の果てに続いてる 「埠頭を渡る風」作詞:松任谷由実(12枚目シングル東芝EMI 1978.10.5発売) 特に、「青い」の形容詞に深い意味があることが分かったとき... -
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「埠頭を渡る風」解説編⑤ 解釈における意味論と語用論
どちらが欠けても(意味論と語用論) 会話を解釈するには、意味論的な解釈と語用論的な解釈の両方が必要です。意味論的な解釈とは、文脈や状況を考慮せず、会話を文字からの情報だけで会話の意味を文法的に解釈することを指します。 これと異なるのか... -
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「埠頭を渡る風」解説編④ もう一人の登場人物
もう一人の登場人物がいたとは 気合いを入れて聴き出してから1年以上経ち、あるとき急に、晴海〔はるみ〕には女友達がいるという思いが、稲妻のように降りてきました。もちろん、歌詞の中には一言も出てきません 歌詞の登場人物は晴海〔はるみ〕と「あ... -
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「埠頭を渡る風」解説編③ 物語の視点について
視点の効果について考える この物語に明示されている登場人物は晴海〔はるみ〕と風優哉〔ふうや〕の二人だけです。ただ、もしこの曲がテレビドラマだとすると、二人の台詞だけでは視聴者に状況が理解できない場面が出てきてしまいます。それを解消する役... -
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「埠頭を渡る風」解説編② 「皆まで言うな」の意味を考える
「埠頭を渡る風」と「皆まで言うな」の関係 「皆まで言うな」(既に分かっていることだから全部言わなくてもいい。)という慣用句?(または、コロケーション:慣用句ほどの強い結び付きではないが、よく使われる2語以上の組み合わせ)があります。 この... -
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松任谷由実さんの「埠頭を渡る風」の全解釈をしてみました
<解釈の表記について> ※ 伴奏・演奏の意味を解釈した部分 ・管楽器による風優哉〔ふうや〕の返事など ※ 歌詞を解釈した部分 ・アンダーラインは歌詞に明示されていない部分) ・( )は晴海〔はるみ〕の心の中の声、モノローグ ・(... -
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「埠頭を渡る風」解説編① タイトルに込められた意味
「埠頭」とは何を表しているのか 「埠頭」とは港の一部であり、旅客の乗降、貨物の積卸しの行われる場所のことを指します。物語が晴海埠頭だと仮定すれば、東京湾を埋め立てて作られた人工島が埠頭となっています。「埠頭を渡る風」が制作された当時の晴海... -
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「埠頭を渡る風」解明への挑戦 (呻吟編)
2022年も、曲中の「悲しい」とは誰が悲しいの?「強がる姿、嘘になる」って何のこと?そもそも「埠頭を渡る風」とは何なの? 言葉と言葉、文と文がつながるように、省略されている出来事や関係、状況を当てはめては打ち消すことを続けました。 決心か...