用語集にチェックボックスを作る

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目標を持ち、進度も把握し、意欲を保つぞ

 用語集を日本語教育能力検定試験対策の「知識の基地」として使うに当たって、見通しや目標になるものも必要だとも考えました。その用語の解説を何回読んだのか一目で分かるものがあれば励みにもなり、記憶の定着度合いも大体分かると思ったからです。

 そしてそのとき、思い浮かんだのがチェックボックスでした。この用語集にはチェック欄がありませんでした。それならば、チェックボックスを書き入れようとしました。しかし,1600ほどの用語があるため、手書きだと形が不均一になってしまい、私のことだから形が気に入らないことが意欲減退につながってしまうと感じました。

 そこで、四角い形のスタンプがあると便利で形が整うということに気付き,ネットで探してみることにしました。すると、パイロットから「フリクションスタンプ 【ボックス】インキ色:ライトブルー SPF1290LB こすると消えるスタンプ 」というものが一本120円で売っているのを見付けました。送料は掛かりましたが、早速2本注文して取り寄せました。本当は×の形のスタンプも一緒に買ったのですが、こちらは使うのをすぐに諦めました。

チェック欄作成に便利なフリクションスタンプのボックス

 このスタンプはこすると熱で消えるので、押し間違えても問題ありません。このスタンプを使い、用語の見出しの脇にポンポンと1600箇所ほど、押して押して押しまくりました。

 次はこの押した1600箇所の四角に、対角線の「×」を書き込みました。1箇所につき2筆となりますから、1600箇所だと3200回書くことになります。当初は、この四角の中に「×」の形のスタンプを押せば、楽だろうと考えていました。しかし、実際に「×」のスタンプを押してみるとズレたり、位置がよくても濃淡が出たりと、完成させるまでにものすごく時間が掛かることが分かりました。そこで、対角線は手書きということになったのです。 

 書き終えたチェックボックスですが、その用語の解説を一回読んだらチェックを一回入れるということにしました。

チェックボックスへのチェックの入れ方

 写真のように、一つの用語の解説を一回読むたびにチェックを一つ書き入れ、最終的には8回以上読むことを目指しました。一つの用語解説を8回読んだときのチェックの形は、花びらのようにも見えたので、まるで努力が報われて花が咲くようだとも思え、とても縁起がいいように感じました。


 こうして、8月までに全ての用語に「末広がりの八の花」が咲くようにする取組が始まりました。解説を読む一回目は「言語と心理」の分野の最初から最後まででした。なぜ、ここから始めたかと言われれば、一番ページ数が少なかった分野だったからです。ですが、ここの分野の用語に1回目のチェックが入るとすこし成就感が生まれました。カタカナ用語の記憶は全くといっていいほど記憶には残りませんでしたが、「食器の漆器だって、何度も漆を重ね塗りして完成させているではないか」と開き直って,次に少ないページ数の「言語と社会」の分野に取りかかったのです。

チェックボックス活用の様子

 

 

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